このガイドでは、Cursor を Java 開発向けにセットアップする方法を解説する。JDK の導入、必要な拡張機能のインストール、デバッグ、Java アプリの実行、Maven や Gradle などのビルドツールの連携までカバー。IntelliJ や VS Code に近いワークフロー機能についても取り上げる。
始める前に、Cursor をインストールして最新バージョンにアップデートしておいてね。

Cursor 用の Java セットアップ

Java のインストール

Cursor をセットアップする前に、マシンに Java をインストールしておく必要があるよ。
Cursor には Java コンパイラが同梱されていないから、まだなら JDK をインストールしてね。

Windows Installation

JDK(例: OpenJDK、Oracle JDK、Microsoft Build of OpenJDK)をダウンロードしてインストールする。
JAVA_HOME を設定して、PATH に JAVA_HOME\bin を追加する。

macOS Installation

Homebrew(brew install openjdk)でインストールするか、インストーラをダウンロードする。
JAVA_HOME がインストール済みの JDK を指すように設定してね。

Linux Installation

パッケージマネージャ(sudo apt install openjdk-17-jdk など)を使うか、SDKMAN でインストールする。
インストールを確認するには、次を実行:
java -version
javac -version
Cursor が JDK を検出できない場合は、settings.json で手動設定してね:
{
  "java.jdt.ls.java.home": "/path/to/jdk",
  "java.configuration.runtimes": [
    {
      "name": "JavaSE-17",
      "path": "/path/to/jdk-17",
      "default": true
    }
  ]
}
変更を反映するには Cursor を再起動して。

Cursor のセットアップ

Cursor は VS Code の拡張機能に対応。次を手動でインストールしてね:

ビルドツールの設定

Maven

Maven がインストール済みか確認してね(mvn -version)。必要なら maven.apache.org からインストール:
  1. バイナリアーカイブをダウンロード
  2. 任意の場所に展開
  3. 展開先フォルダを MAVEN_HOME 環境変数に設定
  4. %MAVEN_HOME%\bin(Windows)または $MAVEN_HOME/bin(Unix)を PATH に追加

Gradle

Gradle がインストール済みか確認してね(gradle -version)。必要なら gradle.org からインストール:
  1. バイナリ配布物をダウンロード
  2. 任意の場所に展開
  3. 展開先フォルダを GRADLE_HOME 環境変数に設定
  4. %GRADLE_HOME%\bin(Windows)または $GRADLE_HOME/bin(Unix)を PATH に追加
または、Gradle Wrapper を使えば、適切な Gradle バージョンを自動でダウンロードして使用できる:

実行とデバッグ

セットアップが完了したら、Java コードを実行してデバッグしよう。 ニーズに合わせて、次の方法が使えるよ:

Run

どの main メソッドの上にも表示される「Run」リンクをクリックして、 プログラムを素早く実行

Debug

Run and Debug サイドバーを開いて、Run ボタンで アプリケーションを起動

Terminal

コマンドラインから Maven または Gradle のコマンドで実行

Spring Boot

Spring Boot Dashboard 拡張機能から Spring Boot アプリケーションを直接起動

Java x Cursor ワークフロー

Cursor の AI 機能は、Java の開発ワークフローを大きく底上げしてくれる。ここでは、Java 向けに Cursor の機能を活用するコツを紹介する:

Tab Completion

メソッドやシグネチャ、getters/setters といった Java のボイラープレートをスマートに補完。

Agent Mode

デザインパターンの実装、コードのリファクタリング、適切な継承を備えたクラスの生成。

Inline Edit

フローを崩さずにメソッドをすばやくインライン編集、エラー修正、ユニットテストの生成。

Chat

Java の概念の理解を助けたり、例外をデバッグしたり、フレームワークの機能を把握したりできる。

例となるワークフロー

  1. Java ボイラープレートの生成
    Tab completion を使って、コンストラクタ、getters/setters、equals/hashCode メソッドなどの反復的な Java パターンを素早く生成。
  2. 複雑な Java 例外のデバッグ
    難解な Java スタックトレースに当たったら、ハイライトして Ask で根本原因の説明と修正案を聞こう。
  3. レガシー Java コードのリファクタリング
    Agent mode を使って古い Java コードをモダナイズ。無名クラスをラムダに変換、新しい Java 言語機能へのアップグレード、あるいはデザインパターンの実装。
  4. フレームワーク開発
    @docs でドキュメントを Cursor のコンテキストに追加して、Cursor 全体でフレームワーク特化のコードを生成しよう。