適切なモデルを選べば、開発が速くなって、コストも抑えられて、結果も良くなる。Cursor は主要な モデル をすべてサポートしてる。ほとんどのモデルは多くのタスクをこなせるけど、挙動はそれぞれ違っていて、その違いが効いてくる。

モデルの違い

モデルは学習方法が異なり、応答のスタイルもそれぞれユニーク。コードを書く前に「一度考える」ものもあれば、すぐに書き始めるものもある。主体的に素早く動くものもあれば、動く前に指示をしっかり理解するために時間をかけるものもある。 検討すべき観点は次のとおり:
  • 積極性: 一部のモデル(gemini-2.5-proclaude-4-sonnet など)は自信があり、最小限のプロンプトで意思決定する。
  • 探求志向: ほかのモデル(o3claude-4-opus など)は、より深い文脈理解のために計画したり質問したりする。
  • コンテキストウィンドウ: 一部のモデルは一度により多くのコードベースを処理でき、大規模なタスクに役立つ。

なぜ重要か

各モデルには異なる強みがある。実装を素早く進めるのが得意なものもあれば、計画や選択肢の探索に向いたものもある。適切なモデルを選べば、次のようなメリットがある:
  • 出力をより高速化
  • 提案の品質を向上
  • 使用量とコストを最適化
人と一緒に仕事するのと同じで、各モデルはプロンプトの解釈がそれぞれ違う。時間がたつにつれて、各モデルがどう読む・どう考える・どう動くかの勘所がつかめてくる。これが、タスクに最適なモデルを見極める助けになる。

モデルの振る舞い

モデルの振る舞いを考えるときのひとつの軸は、どれだけ自律的に動くかだよ。

思考型モデル

このタイプは意図をくみ取り、先回りして計画し、逐一の指示がなくても判断して動くことが多い。
  • モデルにタスクを任せてドライブしてほしいときに最適
  • プロンプトは少なくて済む一方、意見が強めなこともある
  • 想定より大きな変更を加えることがある
例:
  • claude-4-opus
  • gemini-2.5-pro
  • o3(複雑な推論向けに設計)
アイデア出し、広範なリファクタリング、あるいはモデルにより自律的に動いてほしいときに使おう。
思考型モデルは非思考型モデルよりコストが高いことが多い。model pricing を確認してね。

非思考型モデル

このタイプは明示的な指示を待つ。推測や当てずっぽうはせず、出力をダイレクトにコントロールしたいときに最適。
  • 厳密でコントロールされた変更に最適
  • プロンプトは多めに必要だけど、挙動はより予測可能
  • ガイド、リビジョン、微調整がしやすい
例:
  • claude-4-sonnet
  • gpt-4.1
厳密なコントロールが必要、挙動の一貫性が欲しい、または明確に定義されたタスクに取り組んでいるときに使おう。

スタイルで選ぶ

多くのユーザーはタスクの種類よりも対話スタイルでモデルを選ぶ。主導してくれるアサーティブなモデルが好きな人もいれば、指示を待つモデルを好む人もいる。claude-4-sonnetgemini-2.5-progpt-4.1 はどれも日常使いの信頼できる選択肢—どれだけコントロールしたいかが決め手だよ。

選び方

Cursor では厳選された高性能モデルにアクセスできる。複数の観点から選べるので、代表的な基準を紹介するね:

1. プロンプトのスタイル

こんな使い方が好きなら…モデル
自分で主導し、明確に指示したいclaude-4-sonnet, gpt-4.1
モデルに主導させたいclaude-4-opus, gemini-2.5-pro, o3

2. タスクの種類

タスクと相性のいいモデルをこの表で確認しよう:
タスクモデル
指示に沿った変更claude-4-sonnet, gemini-2.5-pro
コードベースのナビゲーション・検索gemini-2.5-pro, claude-4-opus, o3
計画立案や問題解決claude-4-opus, gemini-2.5-pro
複雑なバグや高度な推論o3
o3 は複雑で曖昧な問題向けに設計されている。強力だけど 実行は遅めでリソース消費も大きいから、 常用よりスポット利用に向いている。

選択ツリー

ここでのおすすめはあくまで主観。いちばんしっくりくるモデルを選ぼう。

自動選択

Auto は、上のプールから信頼できるモデル(o3 を除く)を選んで、作業の流れを途切れさせない。タスクの種類で振り分けはしないけど、どれを使うか迷うときの堅実なデフォルトだよ。

うまくいった設定を保存

特定のプロンプトと特定のモデルの組み合わせみたいに、うまくいくパターンが見つかったら Custom Modes として保存できる。これで次のことができるよ:
  • モデルを事前に選択
  • カスタム指示を追加
  • そのセットアップを今後のタスクで再利用

更新情報

このセクションでは、このガイドの主な改訂と更新内容を追跡する。
日付変更点
2025年5月下旬新しいモデル向けの推奨を更新。能力向上に合わせてカテゴリを整理・簡素化。
2025年5月上旬モデル選定のガイド、挙動パターン、選定基準をカバーする初版を公開

まとめ

  • 自分の用途に一番合うモデルを選ぼう
  • 先回りして動くモデルもある。探索やプランニング、モデルにアイデアを出してほしいタスクで役立つ
  • 指示に忠実なモデルもある。精度や予測可能性が重要で、直接コントロールしたいタスクに向いてる
  • claude-4-sonnetgemini-2.5-progpt-4.1 はどれも日常使いの有力候補。選び方は対話スタイル次第
  • o3 は最難関の問題向けに設計されている
  • 迷ったら Auto-select が安全なデフォルト
  • うまくいった設定は Custom Modes として保存してワークフローを効率化しよう