このガイドは Jack Fields記事 「VS CodeでのPython開発環境の究極セットアップ」から大きくインスピレーションを受けてる。詳しくは彼の記事もチェックしてね。

前提条件

始める前に、次を用意しておいてね:
  • Python がインストールされていること(3.8以上を推奨)
  • バージョン管理用の Git
  • Cursor が最新バージョンにアップデート済みであること

必須拡張機能

以下の拡張機能で、Cursor を Python 開発向けにフル機能で使えるように構成できる。構文ハイライト、Lint、デバッグ、ユニットテストを提供するよ。

高度な Python ツーリング

上記はこれまで Cursor における Python 開発で最も人気の拡張機能だったけど、Python 開発をさらに活用できるよう、追加の拡張機能もいくつか用意してる。

uv - Python 環境マネージャー

uv はモダンな Python パッケージマネージャーで、pip の置き換えとして使えるだけでなく、仮想環境の作成と管理にも使える。 uv をインストールするには、ターミナルで次のコマンドを実行してね:
pip install uv

ruff - Pythonのリンター兼フォーマッター

Ruff は、プログラミングエラーの検出、コーディング規約の順守支援、リファクタリング提案ができる、モダンな Python のリンター兼フォーマッター。コード整形では Black と併用できる。 Ruff をインストールするには、ターミナルで次のコマンドを実行:
pip install ruff

Cursor の設定

1. Python インタープリタ

Cursor で Python インタープリタを設定しよう:
  1. Command Palette を開く(Cmd/Ctrl + Shift + P)
  2. 「Python: Select Interpreter」を検索
  3. Python インタープリタを選ぶ(仮想環境を使っている場合はその環境を選ぶ)

2. コード整形

Black で自動コード整形を設定しよう:
Black はコードフォーマッタで、コードを自動的に整形して 一貫したスタイルに保ってくれる。設定は不要で、Python コミュニティで 広く採用されている。
Black をインストールするには、ターミナルで次のコマンドを実行:
pip install black
次に、コード整形に Black を使うよう Cursor を設定するため、settings.json に次を追加してね:
{
  "python.formatting.provider": "black",
  "editor.formatOnSave": true,
  "python.formatting.blackArgs": ["--line-length", "88"]
}

3. Linting

PyLint を使えば、プログラミングエラーの検出、コーディング規約の順守、リファクタリングの提案までカバーできる。 PyLint をインストールするには、ターミナルで次のコマンドを実行してね:
pip install pylint
{
  "python.linting.enabled": true,
  "python.linting.pylintEnabled": true,
  "python.linting.lintOnSave": true
}

4. 型チェック

lint に加えて、MyPy を使って型エラーをチェックできる。 MyPy をインストールするには、ターミナルで次のコマンドを実行して:
pip install mypy
{
  "python.linting.mypyEnabled": true
}

デバッグ

Cursor には Python 向けの強力なデバッグ機能がある:
  1. ガターをクリックしてブレークポイントを設定
  2. Debug パネルを使う(Cmd/Ctrl + Shift + D)
  3. launch.json を設定してカスタムデバッグ構成を作成

フレームワーク対応

Cursor は主要な Python フレームワークとシームレスに連携する:
  • Web フレームワーク: Django、Flask、FastAPI
  • データサイエンス: Jupyter、NumPy、Pandas
  • 機械学習: TensorFlow、PyTorch、scikit-learn
  • テスト: pytest、unittest
  • API: requests、aiohttp
  • データベース: SQLAlchemy、psycopg2