Cursor は各ファイルに対して埋め込みを計算してコードベースをインデックス化する。これにより、コードに関する AI の回答の精度が上がる。プロジェクトを開くと、Cursor は自動でインデックス化を開始する。新規ファイルは差分で順次インデックス化される。 インデックス化の進行状況は Cursor Settings > Indexing & Docs で確認できる。
コードベースのインデックス化の進行状況インジケーター

設定

Cursor は、ignore files(例: .gitignore, .cursorignore)に含まれるものを除き、すべてのファイルをインデックスするよ。 Show Settings をクリックして、次を行える:
  • 新規リポジトリの自動インデックスを有効化
  • 無視するファイルを設定
大容量コンテンツファイルを無視すると、回答の精度が上がるよ。

インデックス済みファイルを表示

インデックス済みのファイルパスを見るには: Cursor Settings > Indexing & Docs > View included files これで、インデックス対象のすべてのファイルを列挙した .txt ファイルが開くよ。

マルチルートワークスペース

Cursor は マルチルートワークスペースをサポートしていて、複数のコードベースで作業できる:
  • すべてのコードベースが自動でインデックス化される
  • 各コードベースのコンテキストが AI で利用可能になる
  • .cursor/rules はすべてのフォルダで有効
PR search は、履歴上の変更を AI で検索・参照可能にして、コードベースの進化をつかみやすくする。

How it works

Cursor はリポジトリ履歴からマージ済みの PR を自動で全件インデックス化する。要約はセマンティック検索の結果に表示され、最新の変更を優先するスマートフィルタで絞り込める。 Agent は @[PR number]@[commit hash]@[branch name] を使って、PR・コミット・Issue・ブランチをコンテキストに取り込める。GitHub 連携時は、GitHub のコメントや Bugbot のレビューも含まれる。 対応プラットフォームは GitHub、GitHub Enterprise、Bitbucket。GitLab は現在非対応。
GitHub Enterprise のユーザーへ: VSCode の認証制約により、 フェッチツールは git コマンドにフォールバックする。
「他の PR ではサービスがどう実装されてる?」みたいに聞くと、Agent が関連する PR を自動でコンテキストに取り込み、リポジトリの履歴に基づいて網羅的に答える。

よくある質問

まだグローバルな一覧はないよ。各プロジェクトを個別に開いて、 Cursor の Codebase Indexing の設定を確認してね。
Settings から Cursor アカウントを削除すれば、インデックス化されたコードベースはすべて消えるよ。 それ以外なら、各プロジェクトの Codebase Indexing の設定から個別のコードベースを削除してね。
インデックス化されたコードベースは、6週間アクティビティがないと削除されるよ。プロジェクトを開き直すと 再インデックスが走るよ。
いいえ。Cursor はファイル名やソースコードを保存せずに埋め込み(embeddings)を作成するよ。ファイル名は難読化され、コードのチャンクは暗号化される。Agent がコードベースを検索するとき、Cursor はサーバーから埋め込みを取得してチャンクを復号するよ。